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Interview
03

生産現場でも、ユーザーにも喜ばれるための設計を目指して。

Y.S29歳

空調・冷熱機器の室外機の構造設計を担当。

三菱電機エンジニアリングの静岡事業所で、欧州向け電気温水器の室外機の構造設計を担当しています。欧州は冬の寒さが厳しく、温水器が広く普及しているのですが、多くはガスを熱源にしており、CO2輩出など環境への負荷が問題になっています。そこで、エアコンの室外機を用いて、空気の熱でお湯を温めて供給する電気温水器への移行が進められています。室外機という箱の中には、部品が1500ほどあります。それらをどんな形状にして、箱の中にどう組み込んでいくかというのが私の主な業務です。
私は工業高校を出ていますが、ダイヤモンドパーソネル(以下DP)に入社したときは、設計の経験は全くありませんでした。最初は既にある図面を模倣したり、モデルから図面を作成したり、CADの演習を行いながらOJTで現場経験を積みました。部品の設計を任されるようになったのは1年後あたりからです。はじめて設計した製品は、今もはっきり覚えています。設計初心者だった私が自分の手でひとつのカタチを生み出せるに至ったのは、上司の的確な教育とアドバイスがあってのこと。今振り返ると、上手く成功体験させてもらったのだと思います。

設計という業務は、ただ設計するだけではない。

設計という仕事は、パソコンに向かって図面を描いたり、CADを使ってモデル化するだけではありません。ここ三菱電機エンジニアリングでは、更に先の工程まで関わります。通常、どんな製品も量産する前に、生産現場で何段階もトライを行い、そこで設計した通りにモノができるのか、必要としている強度になっているか、思い通りに組み立てられるのかなどを確認しなければいけません。これも私の大事な役割です。ひとつの部品としての仕様に適した強度、形状を考えるだけではなく、その部品が作業者にとって組み立てやすいか生産現場の作業効率まで考慮することが求められるのです。
作業効率がわるく、反省させられることもまだまだあります。改善すべき点を実際に確認するためにも、生産現場での担当者との意見交換は大事な機会です。こうして現場に赴く度に、コミュニケーション能力もエンジニアにとって重要な資源であると実感しています。

モノづくりの原点

実家が電機工務店で、エアコンの取り付けなどをしていました。家の中にはさまざまな部品が散らばっていて、それがおもちゃでしたね。幼稚園の頃からはLEGOにはまって、マニュアルに沿って作るだけでは飽き足らず、自分でアレンジしていろいろなものを作っていました。

より良いモノづくりへのチャレンジを続けたい。

これまでの仕事で最も記憶に残っているのは、欧州向け室外機を初めてスコットランドの工場で生産するプロジェクトに携わったこと。現地で生産するため、現地設備に合わせた設計、製品の品質向上を担当することになりました。現状の仕様を見直して改善点を洗い出し、新しくつくるべき部品に対しては、ゼロからの設計も行いました。最終的には、スコットランドへで赴き、製品の仕様や機能、組み立て方などを現地スタッフに説明するという大役まで任されたのです。これは、エンジニアとして一段ステップアップできた貴重な経験でした。
私ももう30歳目前となりましたが、自分ではまだエンジニアとして20~30%程度だと思っており、チャレンジしたいことは尽きません。空調設備は、世界中で使用され、生活に密着している製品ですから、コストダウンを図り安全性を高められるよう、さらに設計をブラッシュアップして「より良いモノづくり」を目指したいと思います。

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